敗者列伝

2024/5/8 読了

図書館でふと目についてレンタル

金メダルや優勝者が一人だけであるように、現代に名前が残っている(=教科書に載る)ほどの偉人たちも、最終的には敗けて終わっていることが多い。

その方々がなぜ負けたのかを紐解いて、教訓を得ようとする本。というところに惹かれた。

様々な偉人の最後から、様々な教訓が書かれていた。私が心に留めたい教訓は以下の2つ。

①失敗したときに、自責で考えることなく他責で考えてしまう (明智光秀)

➁相次ぐ成功→自信過剰→自己肥大化→無反省という負のスパイラル (織田信長)

これと対比するように、本内のコラムで「勝者列伝」として、徳川家康が書かれていた。

増長しない。自責で考え失敗を忘れない。

<徳川家康の遺訓>

人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず:ことを急いではいけない

不自由を常と思えば不足なし。心に望みおこらば困窮したる時を思い出すべし:欲望を抑える 

堪忍は無事長久の基。怒りを敵と思え:短気を起こすな

勝つことばかり知りて、負くるを知らざれば、害その身に至る:負けや失敗が人を成長させる

己を責めて人を責めるな:自分を責めて他人を責めない

及ばざるは過ぎたるに勝けり:行き過ぎは危険

時折思い出して、戒めとしたい。

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